メイサムホールでは、３月よりアクアリウム・セラピーを始めます。
アクア・セラピー、アニマル・セラピー、両方の可能性を持つアクアリウム・セラピー。
しかし、身体的疾患、精神的疾患、認知症への影響など、まだまだ、その効果はわからないことだらけです。

今回、アクアリウム・セラピーを導入した経緯は、あるご利用者の何気ない言葉がきっかけでした。
「誰も私を必要としてくれない。身体も動かなくなってきたし、他人に迷惑をかけてばかり。もういっそ、死んだほうがいいと思う」。

そんなことないですよと言うのは簡単で、そんなこと言わないでと思っても、
ご利用者に届く言葉を私たちは持っていませんでした。

“誰も私を必要としてくれない。”

今から新しく生き甲斐を見つけることはとても難しいことです。
それでも、誰かが、何かが、自分を必要としてくれているというのは、 とても大きな生きる活力になると思います。
たとえ、それが小さな命であっても。
“アクアリウム・セラピー”の効果の１つ。
水槽を維持するための責任感（餌やり・水換え・苔取り・病気への対処など） から、小さな生き甲斐を見つけていただくことが一番の目的です。

さて、アクアリウム・セラピーは上手くいくんでしょうか？

取り組みの経過をこれから随時ご報告させていただきます。