介護福祉士 班長 金田 真弥
なぜこの仕事を選んだのですか?
15年前に祖父が倒れて、祖母が一人で面倒を見ていました。当時祖父が入居していた特養に行くことがあり、福祉関係に興味があったことや、元々おばあちゃん子だったので、祖母の手助けになれればと思い、ヘルパー2級の資格を取りました。
その後、私自身が病気で倒れ、水すら飲むことができず、身体が動かない苦労を、身をもって体験しました。
実体験をしたからこそ、介護の必要性を本当に感じています。
今までこのお仕事をしていて大変だったことは?
今まで運送関係の仕事をしていたため、慣れるまでが本当に大変でした。運送の仕事は人を相手にすることが少なかったため、話し方や、利用者の方の日々の変化を見極めることなども分かりませんでした。食事をする際、スプーンに乗せる量なども一人一人違うので、当時は苦労したことを覚えています。
また、夜勤の経験もなかったので、一時的に一人になったときに何かあったらという心配もありました。
今後、現在のお仕事でどのようになりたいですか?
家庭や家族は大切な存在だと考えています。現在私が介助をさせていただいている利用者の方々も、ご家族がいて家で食事をしたり、ご主人や奥様とお話しをしたり、友人と出掛けたりしたいという気持ちがあると思います。
私は、そんなご家族との触れ合いや、また元気になってご自宅へ戻ることができるなど、利用者の方々の架け橋になれればと思っています。